ウールニットの選び方、素材から考える
ラムウール、メリノ、混紡, それぞれの特徴と、長く着るための選び方

秋になると毎年、「どのウールニットを買えばいいかわからない」という相談が増えます。ウールといっても素材の種類は複数あり、それぞれ手触りや保温性、洗濯の可否が異なります。ここでは、Open Rainshoreが扱っているアイテムを例に、素材の違いと選び方を整理してみます。
ラムウールとメリノウール、何が違うのか
ラムウールは生後一年以内の羊から最初に刈り取った毛で、繊維が細く柔らかいのが特徴です。肌に触れたときのチクチク感が少なく、首元や手首に直接当たるアイテムに向いています。スカーフやカーディガンに使われることが多いのはこのためです。
メリノウールはメリノ種の羊から取れる毛で、繊維の細さと弾力性が特徴です。洗濯機対応のものが増えており、日常使いのニットに向いています。ただし、繊維が細い分、摩擦に弱い面もあります。バッグのストラップが当たる肩の部分などは、使い続けると薄くなることがあります。
混紡素材を選ぶ理由
ウール100%のアイテムは保温性が高い反面、洗濯の扱いが難しく、縮みやすいという面があります。コットンやポリエステルとの混紡にすることで、洗濯機対応になったり、軽さが増したりします。
当店で扱っているウールリブニットはウール85%、コットン15%の混紡です。コットンを加えることで、ウール特有のふわっとした膨らみを保ちながら、扱いやすくなる場合があります。お手入れの方法は、商品の洗濯表示に従ってください。混紡の比率は、素材の特性と使い勝手のバランスを考えて決まります。
長く着るためのケアの基本
ウールニットを長持ちさせるために一番大切なのは、着用後にすぐしまわないことです。一日着たあとは、ハンガーにかけて風を通してから収納してください。ウールは湿気を吸いやすいので、湿ったまましまうと型崩れや臭いの原因になります。
洗濯は、洗濯機対応のものでも月に一度程度が目安です。毎週洗うと繊維が傷みやすくなります。洗う際はウール専用の洗剤を使い、脱水は短時間にとどめてください。乾燥機は使わず、平干しが基本です。
- 着用後はハンガーで風を通してから収納
- 洗濯は月に一度程度、ウール専用洗剤を使用
- 脱水は短時間、乾燥機は使わない
- 平干しで形を整えながら乾かす
- 毛玉は専用のブラシかカミソリで丁寧に取る
素材の特性を知っておくと、買うときの判断が少し楽になります。店頭では実際に触れながら説明できるので、気になることがあれば、ご来店の前のご連絡の際にお知らせください。